2020.06.10 掲載
愛知県からは4枚の壁新聞が届いたよ!
今週は木曽川いたせんぱらクラブの2枚をご紹介。木村師範、よろしくお願いしまーす。
愛知県 その2
一宮市「木曽川いたせんぱらクラブ」
木曽川いたせんぱらクラブのみなさんへ
師範から一言!
一般に野生動物の絶滅原因は、開発による生息地の破壊、外来種の影響、乱獲などにあると言われています。イタセンパラ(そしてタナゴ類)はこれらの全ての危険にさらされています。それだけに早急な保護活動がないと将来は取り返しのつかないことになる可能性もあります。保護活動というと、現地での調査、生息地の回復作業等が挙げられますが、その存在を知らない人々への広報活動も重要な活動になります。
このような活動を通じて、一般の人々にイタセンパラという魚の存在、そしてそれを守ることの大切さ、そのために何を行うべきか、をどんどん発信していってください。この活動が実を結ぶのは10年先、20年先かもしれません。それだけに継続が必要です。東京より応援しています。
とっておきのゴシドウ★
イタセンパラを始めとするタナゴ類は日本に18種ほど(外来種含め)生息すると言われますが、在来種はそのほとんどが数を減少させています。東京にもかつてはミヤコタナゴという種がいたのですが、現在では絶滅しています(栃木県、千葉県などに少数生息。なお、こちらも環境省絶滅危惧ⅠA類、国の天然記念物です)。関東で最もみられるタナゴは、タイリクバラタナゴ、オオタナゴ等の外来種です。タナゴ類は小さく目立たない種ですが、日本を代表する淡水魚でもあります。地元の生き物は地元の人が守っていくことが重要です。このような活動はとても意義のあるものです。
他の地域のタナゴを保全している人々と交流や情報交換ができるとなお活動の幅が広がることと思います。かべ新聞を通じて、「この地域でこういう活動をしています」とか「水族館でこうやって保護しています施」のような情報もどんどん発信してください。ぜひたくさんの人に興味を持ってもらえることを祈っています。
木村師範、ありがとうございました!次はどこの地域かな?お楽しみに!
愛知県 その2
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