2019.10.16 掲載
滋賀県は8枚の応募があったよ!その中から3枚をご紹介。
今週は吉野師範です。よろしくお願いしまーす!
大津市「ぼてじゃこワンパク塾」 |
守山市「下之郷遺跡キッズクラブ GoKids」 |
甲賀市「甲賀市立油日小学校エコクラブ」 |
ぼてじゃこワンパク塾のみなさんへ
師範から一言!
『魚つかみを体験することで、豊かな自然や生き物を大切にする家族を育てる』という活動の「基本理念」を壁新聞を読む人にはっきりと伝えています。新しい企画のなかにも、毎年の継続性を大切にして活動しています。よく企画されたいい活動プログラムです。
活動した時期を記載することで、一年間を通しての活動の流れがよく分かります。写真やコメント以外にも、イラストがたくさん描かれています。こどもたちが楽しんで壁新聞の紙面を埋めていくようすを想像できます。よく、がんばりました。
自然体験教室が主体の活動ですが、その中にも「たらいミニ実験」は技術的、科学的な学びの要素も含んでいます。とてもいいですねぇ。結果をデータにまとめ、その理由をきっちりと分析(考察)しています。約4か月におよぶ実験は、次につながる活動としても楽しみです。データを積み重ねることで、こどもたちの新たな気づきも期待できます。こどもたちが不思議に思うこと、『どうして?』が紙面にもっとたくさんあるといいですね。こどもたちが楽しんでいるようすはよくわかりますが、こどもたちの『生の声』ももっと聴きたいと思いました。
とっておきのゴシドウ★
いつでも、なんでも、手に入ることがあたりまえの社会です。さかなを捕ったり、サツマイモを収穫するなど苦労して『物を得る』という体験は物を大切にすることにつながります。活動をとおしてこどもたちが「何を感じたのか」、「どんなお話をしたのか」、「だからどのように行動しようと思ったのか」が壁新聞からあまり伝わってきません。すばらしい体験を通して、みなさんが感じたこと、やってみたいと思ったことをもっと知りたかったなぁ~。
下之郷遺跡キッズクラブ GoKidsのみなさんへ
師範から一言!
『弥生時代の食について考える』がみなさんの活動のテーマであり、一年をとおして弥生人のくらしを体験しています。そして、その活動で見つけた下之郷遺跡の魅力を発信していることがよくわかる「すばらしい壁新聞」です。とてもいいですねぇ~。
壁新聞は背景を黒くして、読みやすくするための工夫をしています。また、説明の文章を少なくして、写真を上手に使っています。写真からは、みなさんが活き活きと活動しているようすがよく伝わってきます。活動も壁新聞つくりも、がんばりました。
年間の活動テーマがはっきりとしていて、よく企画されたいい活動プログラムです。うらやましいなぁ~。「むかしの人は火をおこすのは大変な作業だった」など、たくさんの体験をとおして感じました。「物がなかったらこそ、人々は深いつながりで結ばれ、協力し合うことで困難を乗り越えてきました」と弥生人の気持ちを考えています。すばらしいことです。
とっておきのゴシドウ★
活動内容の報告がメインなっており、「史跡本質の理解を深める」、「史跡を身近に感じる」という点においては、下之郷遺跡の魅力を発信した『いい壁新聞』です。みなさんが弥生人に近い体験活動をしていることがよくわかりました。あたり前のように食品がある現在のわれわれにとって「食の大切さ」を感じる良いプログラムです。すばらしい活動です。
その活動をとおして何を感じたのか、どんなことを話し合ったのか、だからどのように行動しようと思ったのかが壁新聞からあまり伝わってきません。みなさんがすばらしい体験をとおして、感じたこと、やってみたいと思ったことをもっと知りたかったなぁ~。
甲賀市立油日小学校エコクラブのみなさんへ
師範から一言!
『油日小学校は、いい学校だなぁ~』。これが、油日小学校エコ新聞を読んだときに、最初に思ったことです。その理由は、だれかに「よい学校にしてもらう」のではなく、自分たちで考えて、自分たちが「よい学校にしている」ことを知ったからです。そのことが、壁新聞の記事を読んでいてよくわかります。「すばらしい壁新聞」です。
実際に考えて行動して、感じたことが壁新聞からよく伝わってきます。みなさんが「何を考えて、何をして、何を感じたか」が、そして、「次に、どうしたいのか」までがよくわかります。とてもいいですねぇ。
みんさんが参加しているエコスクール活動の合言葉は『自分、人、物、自然を大切にする』であり、その目標に向かってすばらしい取り組みをしていますね。いいことばっかりです。自然エコ委員会では、いろんな学年の人が楽しく参加できるように、たくさんのエコイベントを企画しています。ニコニコブック委員会の「本の修理」や運動委員会の「用具庫の点検」は物を大切にしようという気持ちが伝わってきます。スマイルファイン員会の活動はスリッパをそろえることで、次にはく人を大切にしています。命をつなぐ花づくり(スマイルフラワー委員会)は自然を大切にすロ気持ちが、学校の外への影響にも広がっていくといいですね。大空委員会寄付活動、リサイクル活動で人を大切にしています。いいことばっかりです。
とっておきのゴシドウ★
一年を通して、ザリガニ住み分け活動はとてもいいですねぇ。目立たないかもしれないけれど、ビオトープの自然を守っていくにはとっても大切なことですね。産卵時期の前に念入りに捕獲するのもいいかもしれませんね。
住み分けしたザリガニのデータは残っていますか。「もんどりでほかくした」数は減ってきていますか、大きさや重さをはかったことはありますか。一年の活動以外にも長年の変化も知りたいと思いました。
いよいよ、来年は「ビオトープも成人式」ですね。楽しみですね。
吉野師範、ありがとうございました!次はどこの地域かな?お楽しみに!
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