2019.07.24 掲載
鹿児島県は13枚の応募があったよ!その中から色響(IROHIBIKI)さんの壁新聞をご紹介。
今週は中西師範です。よろしくお願いしまーす!
色響(IROHIBIKI)のみなさんへ
師範から一言!
タイトルがステキですね。海からのいろいろなメッセージをみなさんが漂着物を通して知り、それを楽器にする、というストーリーがひとことで表現され、いいタイトルだなと思いました。紙面の中の囲いの記事もカラフルで、プラスチックごみのカラフルさがイメージできるようで、面白いなと思います。
プラスチックごみの問題は、最近になって日本でも注目されるようになりました。そして、みなさん自身も実際に海でごみを拾ってみて、深刻な問題だということを知りました。その後、マイクロプラスチックのことを勉強して、世界のいろいろな対策や議論のこともくわしくよく調べましたね。とてもすばらしいです。新聞を読む人たちに知ってもらいたいというメッセージもよく伝わりました。
いろいろなイラストもマンガも写真もみんなで手分けして作ったのかな。力作になりましたね。そして、自分たちではこの問題に対して何ができるかもしっかり考えましたね。レジ袋をもらわないとか、プラスチック製品をなるべく使わないとか。ほかにもできそうなことがありそうだね。
それともう一つすばらしいのは、ごみを使って楽器を作ったことです。遊び心満載で、楽しみながら環境問題に向き合っていこうとしていますね。これからもできることから実行していってくださいね!
とっておきのゴシドウ★
プラスチックを使わないでも生活できるでしょうか。この間、テレビでプラスチックを使わないで生活することに挑戦する番組をやっていましたが、とても大変なことだということがわかりました。生活のあらゆる場面で私たちはプラスチックを使っているのです。身の回りの物はプラスチックでつくられているものであふれ、それなしでは生活ができないほどです。でもちょっと考えてみましょう。昭和30年代くらいまで、石油製品がまだそれほどなかった頃は、身の回りのものを何から作っていたのでしょう?
例えばお弁当箱。これは現代では石油から作られたものが多いです。でもかつてはお弁当箱はわっぱのように木や、アルマイトのような金属でつくられていたり、あるいは竹の皮でおにぎりを包んだりして持ち運んでいたわけです。身の回りのもので、プラスチック製品の代わりに昔は何で作っていたかを考えてみてほしいと思います。
それと、これから日本でもマイクロプラスチックの対策への動きが活発になってくると思われます。みなさんは、消費者として日々、いろんな製品を買うと思いますが、プラスチックを使っていない製品もこれから増えてくるかもしれません。これからは消費者も環境のことを考えて買う物を選んでいく時代です。つまり賢い消費者になってもらいたいなと思います。そうすることで企業や社会も変えていくことができるかもしれません。そんなことも話し合って新聞に書いてみてください。
中西師範、ありがとうございました!次はどこの地域かな?お楽しみに!
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