2018.12.28 掲載
鹿児島県からは16枚のかべ新聞の応募があったよ!その中から3枚をご紹介。
今週は浅井師範です。よろしくお願いしまーす!
大崎町「大崎小5年エコクラブ」
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大崎小5年エコクラブAの新聞を書いてくれたみなさんへ
師範から一言!
大崎小5年生のAグループのみなさんは、とってもたくさんのことを調べて壁新聞を作ってくれました。タイトルも「見たいな」と思わせる、良いタイトルですね。
地球温暖化の原因、温暖化が進んだらどんなことが起こるのか、温暖化防止のためのいろんな国の目標、そして私たちが今日からできる温暖化対策まで。地球温暖化問題の全体像が、この壁新聞でわかります。そうとう調べないとここまでの情報はまとめられないと思います。Aグループのみなさん、がんばりましたね!
特にステキだなあと思ったのは、「会社だけでなく、世界中の国が、地球温暖化防止に向けて、二酸化炭素を減らす量を決めたり話し合っている」「地球温暖化は地球全体に影響する大きな問題だからこそ、みんなで使らを合わせて解決していくことが大切」と書いてくれている部分です。まさしくその通りです!
とっておきのゴシドウ★
みなさんが調べて書いてくれた「各国の温室効果ガス削減目標」を見ると、2030年までの削減目標は、日本が一番低くなっています。これを見て、みなさんはどう思いましたか?
ちなみに、2015年に世界中の国・地域の代表の人が集まり、フランスのパリで地球温暖化を防ぐための国際会議を開き、「パリ協定」という約束事を決めました。これには、2050年から2100年までの間に「温室効果ガスを出す量を、実質ゼロにする」という内容が含まれています。
今年の夏は、日本でも台風や豪雨の被害がたくさん起こりました。地球温暖化の影響は、遠い将来ではなく、すでにあちこちで起こっています。
「今日からできる!地球温暖化対策」の記事はとてもよくまとまっていると思います。一人ひとりが今すぐできることをしっかり実行して、それだけでなく、お家で使う冷蔵庫や車などを買い替えるときには「エコな商品かな?」ということも、しっかりチェックできるといいですね。他にも、温室効果ガスを出さない太陽光発電や風力発電などが、日本でもたくさん増えていくといいですね。
2030年は、ちょうどみなさんが大人になって社会で働きだしている頃ですね。それまでに今の大人である私たちが、目標よりも大幅に温室効果ガスを削減できるような社会にしていきたいと思いますし、2030年頃からは、大人になったみなさんと一緒に、さらに温暖化対策の進んだ社会にしていきたいなと思っています。
大崎小5年エコクラブFの新聞を書いてくれたみなさんへ
師範から一言!
こちらは大崎小5年生のFグループのみなさんがまとめてくれた壁新聞です。円グラフやイラストなどは、あまり関心がない人にも見てもらうための良い工夫ですね。記事のタイトルの文字が大きく書いてあるのも見やすくなっています。
壁新聞全体の構成が良いですね。「地球温暖化の被害」と「これからの地球温暖化の予測」の記事で温暖化の影響について知ることができ、そのうえで「悪化の理由」と「防ぐ方法」で対策について知ることができる、という構成になっています。ポイントがしっかりと絞られて、全体がすっきりとしていますね。
とっておきのゴシドウ★
「地球温暖化のひ害」の記事で紹介してくれている円グラフがあります。これは地球温暖化の原因である二酸化炭素についての円グラフですので、下の記事の「地球温暖化、悪化の理由」で紹介しても分かりやすいかもしれませんね。
それから、地球温暖化の原因の一つは二酸化炭素であるということはしっかり書いてくれていますが、ぜひ「私たちの便利な生活のどこから二酸化炭素が出ているのか」ということもぜひ書いてほしいなと思いました。なぜなら、エネルギーを得るために石炭や石油などを燃やすときに二酸化炭素が出てくるということがわかれば、エネルギーの無駄づかいが良くないことが、さらに分かりやすくなると思います。壁新聞には車のことやエネルギーのことを書いてくれていますので、きっとみなさんはしっかり調べたけれど、たまたま書いていないだけなのじゃないかな? 原因や、それがどこから出てくるのかが分かると、対策や防ぐ方法についてもわかりやすくなりますので、これからもぜひ意識してくださいね。
大崎小5年エコクラブKの新聞を書いてくれたみなさんへ
師範から一言!
大崎小5年生のKグループのみなさんが作ってくれた壁新聞です。タイトルに「なくそう!」という呼びかけメッセージが込められていて良いですね! また、壁新聞全体もとても見やすく、ていねいに書かれていますね。
地球温暖化の原因について、二酸化炭素だけでなくメタンなどがあることも書いてくれています。日本の現状の記事で書いてくれている地球のイラストも、とても分かりやすく、細かいところまで調べられています。
それから、地球温暖化を防ぐためにとても大切な「今世紀後半に温室効果ガスの実質排出ゼロを目指す!」ということについてもしっかりと書かれていて、とっても良いですね。
とっておきのゴシドウ★
「温暖化が原因で影きょうを受けている動物たち」の記事があることで、多くの生き物に影きょうがあることがわかりますね。また、温暖化が進むとどんなことになるのかについてもまとめてくれていますが、人間にも大きな影きょうがあります。日本でも、台風や大雨の被害が増えたり、食べ物の量が減ったり、南の国で流行しているような病気が増えるのではないかと言われています。「日本に住んでいる私たちにも影きょうがある」ということも書いてあると、壁新聞を読む人に、しんけんに「温暖化をなくさなくちゃ」と思ってもらえそうですね。
わたしたちにできることに、ごみを出さないことや、レジ袋をもらわないことなどを書いてくれています。自分にできる事をやろうという呼びかけは、とても大切です。それと一緒に、日本がこんな風になったらいいなということについても考えてみてください。「今世紀後半に温室効果ガスの実質排出ゼロを目指す!」ためには、温室効果ガスを出さない太陽光発電や風力発電など「自然エネルギー(再生可能エネルギー)」を増やすことも大切になってきます。「今すぐできること」と「将来していきたいこと」をセットで考えてみてくださいね。
浅井師範、ありがとうございました!次はどこの地域かな?お楽しみに!
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