2018.12.19 掲載
福岡県は10枚のかべ新聞の応募があったよ!その中から3枚をご紹介。
今週は岡本師範です。よろしくお願いしまーす!
行橋市「羽根木東区寺子屋(家庭塾)エコクラブ」
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羽根木東区寺子屋(家庭塾)エコクラブ①と②の新聞を書いてくれたみなさんへ
師範から一言!
羽根木東区寺子屋(家庭塾)エコクラブのみなさん、こんにちは!1992年2月に創設されたので16年目に入ったのですね。とても長い間活動を続けているのですね。地域の小学生の居場所づくりとしてスタートしたとのことで、活動内容は、読み・書き・計算や詩の朗読、くさ笛会による読み聞かせなどの学習以外にカルタやコマ回し、トランプや外での遊びなどこども達があきることなく過ごしているようですね。
寺子屋(家庭塾)の基本的考えは、「みんなちがってみんないい 楽しく遊んで楽しく学ぶ」ということで、とってもすばらしいスローガンですね。みんなもお友だちと分けへだてなく、一緒に遊び、学び、気持ちよく活動ができますね。
でも約束事がいろいろとあります。寺子屋(家庭塾)の憲法3か条があります。環境についての約束が3つあります。2017年度の地球環境活動は、野鳥観察、川を美しく、地球をみつめ直すの3つです。
3つと言うのは、とても良い考え方です。2つでは少ない!4つ以上だと多すぎて守れない、ということで、3つがとても良いです。私もいろいろなことを提案したり、クイズを出す時など3つにまとめるようにしています。守りたいことはたくさんあると思いますが、大事なことを3つにしぼってやるようにするのが良いですねー。自分の身のまわりのことに注意して見ると、3つと言うのがいろいろとありますね。過去・現在・未来と言う考え方、交通信号は赤・黄・青、賛成か?反対か?の時は、○・△(検討中)・☓、歌は3番までなどなど・・
2017年は、みんながすぐできる「環境」のことを話し合って、1.新聞・雑誌を集めよう、2.ビン・かん・カマボコ板を集めよう、3.ごみを出す時に分別に協力しよう、と言う環境活動に取り組んだのですね。具体的には、1、は子ども会等と協力して新聞・雑誌を集めて出す、2、は空きかんをひろうこととつり竿を作って、空き缶つり遊びをする、カマボコ板に絵を描いてカマボコ板美術館にしました。3、は家のごみを出す時に分別をしっかりとやる、ということで大事なことは、無理しないで自分たちが出来ることを少しずつでよいですから、継続してやることです。みなさんは出来ているようですね。
とっておきのゴシドウ★
空き缶をひろい、あつめると環境として何が良いのだろうか?街がきれいになるね。良いことですねー。もう一つ、空き缶を集めて、もう一度、鉄やアルミにして製品にすると資源がむだにならないですね。山から鉄やアルミの鉱石を掘り出し、使わなくてすみますね。それと製品にする時のエネルギーが少なくてすみます。例えば、アルミについては、山から鉱石のボーキサイトを掘り出し、アルミの板を作り、製品にするまでのエネルギーを100とすると、街の中に捨ててあるアルミ缶をひろって、アルミの板を作り、アルミ缶を作る場合のエネルギーは、たったの3で良いのです。エネルギーもむだになりません。
みんなは、いろいろな活動をやっているようですが、参加しているお友だちの声が聞こえません。やった結果はどうだったか?感想は?などのことも書いてくれるとうれしいなー。
次回の壁新聞には、お友だちの声・感想が書いてあるとうれしいなー。
羽根木東区寺子屋(家庭塾)エコクラブ③の新聞を書いてくれたみなさんへ
師範から一言!
特集 ふるさとの先達に学ぶ ということで行橋市出身の農民詩人・定村比呂志の50回忌にちなんで朗読会が開催され、寺子屋エコクラブのメンバー13人が定村比呂志の詩を朗読したことを報告してくれました。
ふだんから定村比呂志の詩を朗読していたのでしょうか?定村比呂志の詩は読んでいなくても、詩の朗読はふだんからやっていたので、13人の朗読はとても上手、すなわち心からの叫びになっていたのだと思います。それと、ほとんどが暗唱していたので、会場の参加者108名の方々が感銘を受けて、大きな拍手がおきたのだと思います。
ふだんの努力が実を結んだようで、大変良かったと思います。
この朗読会のことは、大手の新聞にも大きく取り上げられて、寺子屋エコクラブのこともはっきりと書かれていて、大きくPR出来たと思います。
とっておきのゴシドウ★
定村比呂志の詩は、体制批判の部分もあり、本は発禁になり、本人も投獄されたとのことです。でも時代が移り変わり、定村比呂志の功績が見直され、今回の朗読会にもつながったようですね。寺子屋エコクラブのスローガンで“みんなちがってみんないい”が、昔はそうでなかったのですね。それで投獄されたのですね。でも、みんな同じで良い、みんな同じが当たり前ではないのですね。寺子屋エコクラブのスローガンが、とっても大事なことを言っていることが分かりますね。
ちがった意見、考えが世の中にも知れわたり、みんなで考えてみることが大切なことです。
みなさんがこれから大きくなっていく時にこのスローガンを思い出して、自分の意見、考えを持つようにすることがとても大事です。
羽根木東区寺子屋(家庭塾)エコクラブ④の新聞を書いてくれたみなさんへ
師範から一言!
2017年度の地球環境に関する活動目標は、野鳥観察、川を美しく、地球をみつめ直すの3つでした。野鳥観察は10月14日に50人が参加し実施しました。川を美しくは、今川ウオッチで今川にすんでいる生き物たんけんに10月、11月に行きました、と報告があります。
野鳥観察では、キジバト、ヒヨドリ、モズそしてカラスの4種類を見つけたようですね。
今川で見つけた生き物は何だったのだろうか?どじょう?ふな?アメリカザリガニ?水鳥もいたのかな?
寺子屋の先生:古谷信一さんの祈り展があって、寺子屋15年のあゆみが写真を交えて開催されたのですね。400人が訪れてみたのですね。みんなも行ったのでしょう。
それに合わせて寺子屋の16年間のあゆみをまとめてくれました。とっても長い間、そしてたくさんの卒業生(卒塾生)が社会へ飛び立って行ったのですね。継続は力なり!すばらしい寺子屋であることが、あゆみを見て良く分かります。今いるみなさんは、これから入ってくるこども達のためにも、「楽しく遊び、楽しく学ぶ」を率先して実行するようにすると良いと思います。
とっておきのゴシドウ★
卒塾生の山尾百合さんが大学の卒業研究で「平成の寺子屋」ということで羽根木東区寺子屋で6年間学んだことをまとめたようですね。みんなはうれしかったでしょう。
論語の中の、子日わく「人の己を知らざるを患えず。人を知らざるを患う。」を取り上げて卒業論文で、寺子屋での経験したこと、学んだこと、実感したなどから、どういうことを言いたいのかを解釈し、説明したのですね。
「みんなちがってみんないい」「他人といつもくらべるのではなく、自分で自分のよさを見きわめなさい」と解釈したとのことですね。
この解釈が私の実感とちょっとちがっていました。論語で言っていることは、相手が自分を理解してくれないと悩むことはない。それよりも、自分は果たして、相手を理解しているだろうか。それを心配すべきである。ということかと思っています。この解釈をさらにつめていくと、山尾さんの解釈になるのかな?
今回の壁新聞には、はがき新聞コンクールで団体賞・入賞、29年度ひび信 俳句大賞を受賞などの記事もありましたが、残念ながらくわしいことは書いてないので、すばらしい受賞なのでしょうが、もったいないなーと感じました。
壁新聞としてみなさんが何をやったかは書いてありますが、その結果がどうなったかが書いてありません。ぜひ、次の壁新聞ではやったことの結果やメンバーの声、感想などを書いてくれた方が、もっと活き活きとした新聞になるかと思います。期待しています。
岡本師範、ありがとうございました!次はどこの地域かな?お楽しみに!
ご意見ご感想もお待ちしております!
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2017年の壁新聞道場一覧はこちら http://www.j-ecoclub.jp/kabe/201801121459.html
2016年の壁新聞道場一覧はこちら http://www.j-ecoclub.jp/kabe/201703311342.html
2015年の壁新聞道場一覧はこちら http://www.j-ecoclub.jp/kabe/201603301552.html
2014年の壁新聞道場一覧はこちら http://www.j-ecoclub.jp/kabe/201501071712.html
2013年の壁新聞道場一覧はこちら http://www.j-ecoclub.jp/kabe/201204191131.html