2018.05.30 掲載
静岡県は15枚のかべ新聞の応募があったよ!その中から1枚をご紹介。
今週は岡本師範です。よろしくお願いしまーす!
原田湧水クラブのみなさんへ
師範から一言!
原田湧水クラブのみんなが作ってくれた壁新聞は、新聞の大きな見出しの“サワトラノオまもろう大作せん“に書いてあるようにサワトラノオを中心に浮島ケ原自然公園の貴重な生態系をたっぷりと書いてくれて、とても分かり易い新聞になっています。
写真がいっぱいで、切り絵もたっぷり、みんなの元気な顔もあって、新聞を作っている時も大変楽しくやっているんだろうなと感じられます。サワトラノオだけでなく、この浮島ケ原自然公園には、タコノアシ、ヒノキカサ、ノウルシ、ナヨナヨワスレナグサなどの絶滅が心配される貴重な植物がいろいろとある自然公園ですね。これらの大事な植物を守るために要注意外来生物のセイタカアワダチソウを抜き取るだけでなく、やり投げで楽しんだり、同じように要注意外来生物のアメリカザリガニ釣りの竿を作ったりして釣りを楽しんでいるようですね。まじめに、使命感をもってやるばかりではなくて、遊びの要素を入れて楽しく自然保護活動をしているのがとてもすばらしいです。ヨシが増え過ぎるとサワトラノオなどが日かげになると言うので、ヨシも刈るようにしています。そしてヨシの葉もちを食べる。ヨシの葉の香りがしておいしいようですね。
5月には、サワトラノオ祭りでタンポポ、スギナ、ヨモギ、シソなどの野草のお茶を参加者のみなさんに飲んでもらっています。私は飲んだことがないので、どんな味、香りがするのか分かりませんが、多分、ホーおいしいなーという味、香りでしょう。
アメリカザリガニ退治も5月にやっているのですね。釣り上げたザリガニはどうしていますか?他の所のこどもクラブでは、食べているところもあります。どちらにしても元の自然には、もどして放してはいけませんね。
6月にはサワトラノオに陽射しがいっぱい当たるようにヨシの草刈りをしました。
7月は、野ねずみのかんさつ会をやりました。サワトラノオが元気に成長するためには、野ねずみもいない方が良いのでしょうね。
8月には気分転かんをかねて宝永山に登ったようですね。じしゃくがくっつく岩があるのですね。めずらしい岩ですね。
10月には、地区文化祭でサワトラノオをみんなに知ってもらうように展示や発表をしたのだと思います。
11月には、タコノアシとヤゴの救出大作戦をしました。タコノアシは、道路脇に群生していましたが、大雨で水没してしまうので浮島ケ原自然公園へ移植保護したとのこと、貴重な植物(生き物)を守ろうと言うみんなの気持ちがよく伝わってくる活動ですね。
日本一の富士山のふもとでまぼろしの花“サワトラノオ”が日本一群生している浮島ケ原自然公園が、日本古来の生き物が日本一たくさん見られる公園になると良いですね。みんなのがんばりに期待していますよ。
とっておきのゴシドウ★
みんなの活動は、年間を通してサワトラノオを守ろうと言うことで一本筋が通っていて、大変分かりやすいです。
もちろん、サワトラノオだけでなく貴重な生き物を守ろうという活動はとても大事な活動です。そしてみんなも、今月のこの活動は、サワトラノオのために、または貴重な生き物のためにどんな意味があるのだろうか?どんな良いことがあるのだろうか?ということをいつも考えるようになるので、とてもすばらしいやり方だと思います。
なぜ?どうして?という考え方の習慣を付けるのは、みんながこれから大きくなる時にいろいろな場面で活きてくると思います。
岡本師範、ありがとうございました!次はどこの地域かな?お楽しみに!
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