2015.11.11 掲載
京都府は2枚のかべ新聞の応募があったよ!今週は木村師範です。よろしくお願いしまーす!
京都市「西京極児童館自然探検隊2004」 |
南山城村「笠置中学校エコクラブ」 |
西京極児童館自然探検隊2004さんへ
師範から一言━─━─━─━─━━─━─━─━─━─━─━━─━─━─━─━─━─━━─━─━─━─━
自分たちのまわりにめいわくな動物たちがいるのは困ったものです。
ここであげられている動物たちのほとんどが外国からやってきた外来生物です。4コママンガにもあるように、動物たちが自分から好きでやってきたのではなく、人間の都合でつれてこられた種が多いようです。これは人間にも大いに責任がありそうですね。特にペットとして輸入された動物は捨てる人間がいたのが原因の場合も多いのです。捨てられた動物も不幸ですし、その動物(外来種)に追いやられたもともとそこに棲んでいた動物(在来種)も不幸になります。
最後にある「一番悪いのは人間です」という言葉がとても切なく感じられます。この言葉を忘れないようにして、楽しくくらしていきたいものですね。
とっておきのゴシドウ★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★
人間のめいわくになる動物も、もとはと言えば人間が原因であることがわかりました。この外来生物をはじめとする問題は日本全国で起こっています。もっともっと日本中考えないといけない問題です。とても大事なことが書かれた新聞ですので、これを発展させてほしいと思います。最後に書かれたまとめと動物ごとの対策を日本中の人々に守ってもらうにはどうしたら効果的でしょうか? ぜひ次回の新聞でもこのことを取り上げてもらいたいと思いました。
笠置中学校エコクラブさんへ
師範から一言━─━─━─━─━━─━─━─━─━─━─━━─━─━─━─━─━─━━─━─━─━─━
僕の住んでいる東京都ではタガメやゲンゴロウはもういないのです。タガメもゲンゴロウも「絶滅」と判定されてしまったのです。絶滅した種が二度とよみがえることはありません。タガメやゲンゴロウがすめる自然がいつまでも残るといいなと新聞を読んで深く感じ入りました。
京都府といえば今は絶滅してしまった淡水魚・ミナミトミヨが最後まで生息していた場所ですね。豊かな自然が残っている地域でも、それがいつまでも残るとは限りません。開発などの影響で数を減らしつつある動物たちは今も多いのが現状です。損そのような中で、タガメやゲンゴロウが棲める南山城村の自然は「日本の財産」とさえ言えるかもしれませんね。
とっておきのゴシドウ★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★
肉食性の水生昆虫は餌を食べることにより、残り物等により水質を悪化させるので世話が大変ですね。
におい等もきつく水かえ作業はけして楽なものではありませんが、そのような生物を飼うことで本を読むだけでは得られない、いろいろな発見があることと思います。僕も子どもの頃からいろいろな水生生物を飼育してきたことが、動物関連のプロとなった現在も仕事の中でかなり活かされています。みなさんも将来どんな道に進んだとしてもきっと経験は生きてくるはずです。絶滅危惧種を飼育できるのも、南山城村の自然があるからこそ。意義のある活動ですのでがんばってください。
木村師範、ありがとうございました!次はどこの地域かな?お楽しみに!
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