2015.09.02 掲載
兵庫県は28枚のかべ新聞の応募があったよ!その中から5枚をご紹介。
今週は木村師範です。よろしくお願いしまーす!
兵庫県 その① その③ その④ その⑤ その⑥ その⑦ その⑧
神戸市「玉一アクアリウム」
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おおつかさんへ
師範からサポーターさんへ一言━─━─━─━─━━─━─━─━─━─━─━━─━─━─━─━─━─━━─━
魚をつかまえてきて、家でかってみたとのこと。これは東水かんきょうセンターでかわれている魚ですか? それとも池でふえてしまったものですか? プラティのような卵でなく子どもをうむ魚(これを卵胎生魚(らんたいせいぎょ)といいます)は、なかなか日本にいないので、じっさいにかってみると、本を読んだだけではわからない、たくさんのことがわかりますね。人間だと、子どもは大切に育てると思いますが、これらの仲間の魚は子どもを食べてしまうので、生まれた後は親子をわけてかわなくてはならないこともわかりましたね。親魚はまだかっているのとことですが、何度も子どもをうむので、次の機会にはぜひ親子をわけてかって、子どもの魚を大きく育ててみてください。そして、その結果を全国のお友だちにまた新聞を通して教えてくださいね。
とっておきのゴシドウ★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★
水そうの写真ものせていますね。まだ中身が水草(の置物)くらいですが、人間と同じように魚も住みやすい「環境」と言うのがあります。プラティはふるさとであるメキシコなどの中南米の国のどのような場所にすんでいるでしょうか? そこでは何を食べているのでしょうか? そこでは生まれた子魚はどうしているのでしょうか? 親に食べられないようにするには?しらべてみると、さらにいろいろなことがわかると思います。
水そうの中に、プラティのふるさとの様子を再現して、いろいろ観察してみてください。そうしたらどうなったか、何が分かったか、それをまた聞かせてくれると、さらによい新聞になると思います。
玉一アクアリウムさんへ
師範からサポーターさんへ一言━─━─━─━─━━─━─━─━─━─━─━━─━─━─━─━─━─━━
明石川の上流から汽水域までに生息する魚類をよく調べました。僕も環境調査員としてよく調査に出かけます。それだけにこれだけ調べるのはかなりの労力が必要だったことがよくわかります。関東では見ることのない魚も記録されていて見ていて、とても興味深いものがあります。僕もいつか明石川まで網を持って採集に行ってみたいと新聞を見て思いました。
残念ながら多くの外来種も記録されています。特に、特定外来生物(※)に指定されているオオクチバス、ブルーギル、カダヤシなどが記録されているのは困ったものです。彼らももともとは鑑賞、食用、蚊の駆除などが目的で日本に連れてこられて、今や悪者扱いです。在来種の保護のために駆除はやむをえないことですが、何か考えさせられるものがありますね。みなさんの感想も聞きたいところです。
とっておきのゴシドウ★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★
駆除のため捕まえたアメリカザリガニを食べたようですね。ただ駆除するだけでなく食用として利用するのもいい案です。実はオオクチバスも食べられます(在来種の中にも美味な魚はいますが)。
以前、外来魚を食べる会があり、そこで調理されたものは白身でかなりの美味でした。皮にくせがあるので、調理法がなかなか難しかったので、ぜひみなさんでオオクチバスの美味しい食べ方も研究してもらって、また新聞で発表してください。有効な利用法があることで、積極的に駆除も進めていくことができると思います。また、「要注意在来生物」のコイやナマズなども美味なのに最近はあまり食べられなくなったために増えてしまったということもありそうですね。なぜそうなったのか、再びみんなが食べるようになるにはどうしたらよいか、などみなさんの考えを聞かせてください。
※オオクチバス等、特定外来生物は飼養・運搬・放流・輸出入等は法律で禁止されています。玉津第一小学校では環境省の許可の上、飼養しています。
木村師範、ありがとうございました!次はどこの地域かな?お楽しみに!
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