2013.05.10 掲載
沖縄県は3枚のかべ新聞の応募があったよ!今週は岡本師範です!お願いしまーす。
本部町「もとぶ元気村こどもエコクラブ」
恩納村「OMRCこどもエコクラブ」
竹富町「西表ヤマネコクラブ」
知ろう!触れよう!身近な自然
野生のいきもの発見隊!!
もっと知りたい、調べたい、きれいにしたい
かべ新聞をクリックすると大きな画像で見られるよ☆
もとぶ元気村こどもエコクラブさんへ
師範から一言!━─━─━─━─━━─━─━─━─━─━─━━─━─━─━─━━─━─━
もとぶ元気村こどもエコクラブの皆さん!とってもユニークな壁新聞を作り、送ってくれてありがとう。
最初、壁新聞を見た時にめずらしい紙を使っているなーときょうみを持ちました。
壁新聞の内容を読んでみたら、納得しました。馬のフンで作った紙だったのだ。全国のこどもエコクラブの皆さんは、思いもよらない、ふしぎな物を作ったり、発見したりしますが、馬のフンで紙を作り、そこにみんなの感想や観察結果を書くなどは、初めてじゃないかな。フンでたい肥を作って、お米を育てたり、と言うのがほかのエコクラブでありましたが、紙を作るのは、とってもユニークな活動ですね。
馬のフンはくさかったのではないかな、と思っていたら、お友だちがずばり"くさかった"と感想を書いてくれました。正直でいいですねー。紙になると、もうそんな心配はいらないようですね。
みなさんの1年間のエコ活動は、馬のフンだけではないですよね。ヨットの運転の仕方を学んだり、シュノーケルの使い方を学び、実際の海で魚を見る体験もできました。海の上から、海の中を泳いでいる魚はなかなか見えにくいですが、シュノーケルや水中メガネを使って見ると、とってもはっきりときれいに見えて感動しますね。
馬のフンで紙づくりの作り方も書いてあります。全国のお友だちもこの作り方を見て、紙を作ってくれるかな?わらを食べる牛などの動物のフンは紙になるでしょうが、人間やライオンなどのフンはだめでしょうね。ゾウのフンはどうかな?馬のフンはわらの成分が入っているので、燃料にもなりますね。大陸の寒い所では、フンを燃やして温かくしている所もありますよ。
来年チャレンジしたいことは山ですね。もとぶ元気村こどもエコクラブの活動の素晴らしさは、このように目標をはっきりとしぼって、活動を進めていること、さらに、これまでの海の活動結果を活かして、海と山の関係も調べてみたいと考えていることです。一見、何の関係もないようですが、実際にはとても深い関係があるようですよ。
これからの活動結果が大変楽しみです。山の活動結果を壁新聞にして送ってください。待ってます。
とっておきのゴシドウ★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・
お友だちが感想を書いてくれましたが、牛乳パックや新聞の中に入っているチラシなどでも紙ができますので、紙の原料はいろいろな所にあることがわかったと書いてくれました。ごみかな?と思って捨ててしまうとごみですが、何かに変身、再生できないか?と考えて試してみると意外なものに使えることが発見できます。ごみをへらすことができますね!みなさんも馬のフンで、ごみをへらすことのいい経験ができたと思います。
ビーチでごみ拾いもやりました。意外にごみが多くてビックリしたようですね。外国から流れ着いたごみもあったのではないでしょうか?ビンゴゲームでごみ拾いをやると、ごみ拾いも楽しくやれると思います。いつかは、ごみが無くなって、きれいな海岸になり、ごみのビンゴゲームはやらないで、貝のビンゴゲームができるといいですね。
OMRCこどもエコクラブさんへ
師範から一言!━─━─━─━─━━─━─━─━─━─━─━━─━─━─━─━━─━─━
OMRCこどもエコクラブのみなさん、野生のいきものをたくさん、発見しましたね。一人ひとりが発見したいきもののしゅるいとどんな鳴き声だったか?どんなかたちか?うごき方はどうか?などをこまかく観察してまとめてくれました。絵も書いてくれましたので、よくわかりました。さわったらきもちわるい!という感想もありましたね。どくのないいきものは一度はさわってみることもいい経験になります。本やテレビで見るだけでなく、じつぶつをみじかでよく観察し、さわってみることなどが、いきものをたいせつにするためには、大変だいじなことだと思います。
野生のいきもの発見隊のみなさん、こんどはどんないきものを発見してくるのでしょうか?また、絵や写真をいっぱいはって、みなさんの目で見たかんさつのきろくをまとめた壁新聞を送ってください。楽しみにまっていますよ。
とっておきのゴシドウ★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・
鳥のくちばしをよく見て、形とえさのかんけいに気がついたお友だちもいましたね。えさを取りやすい形をしています。足の形もえさや住む所に適した形をしています。こんど、鳥を見るチャンスがあったら、くちばしや足の形などもよく観察してみると良いと思います。
かたつむりも発見しましたね。かたつむりのからは、意外ときれいだったでしょう。どろなどでよごれていないことがわかりましたか?かたつむりのからは、こまかいひだがあって、そのひだのなかに水が入っているため、よごれがつきにくい、あるいはよごれがついてもすぐ取れるのだそうです。
かたつむりだけでなく、ハチのすは、がんじょうな六角形、あるいはちょうちょの羽のすばらしい色、トンボのはねのつかいかた、へびの歩き方、鳥のかわせみのとがったくちばし、朝顔の花の開き方などをまねをして、私たち人間は、役に立つすばらしい製品をつくっています。たとえば、かわせみのくちばしのかたちをまねして新幹線の形ができています。空気のていこうがすごく少なくなります。ちょうちょの羽の色の出し方をまねして、色あざやかな布が製品になっています。そんな見方で生き物の形などを観察することもおもしろいと思います。今、地球上に生きている生き物は、とても長い時間をかけて環境にてきした形や働きをしています。人間が考える以上に野生のいきものは工夫をしているのです。
西表ヤマネコクラブさんへ
師範から一言!━─━─━─━─━━─━─━─━─━─━─━━─━─━─━─━━─━─━
西表ヤマネコクラブのみなさん、結成15周年おめでとうございます。そして15年という長い間エコクラブ活動を続けてくれて、大変ありがとう。
15周年パーティーにはOB、元サポーターのみなさんも出席してくれて、楽しく、にぎやかに進んだようですね。そして先輩方とも交流ができて、良かったですね。
ビーチクリーンは想像していたように外国からのひょうちゃく物が多いですね。特に、となりの国の中国からの物が多いようです。海はみんなのものです。人類の財産です。一つの国だけのものではありません。ぜひ、このような現象を日本の国の議員や官僚の人は、再にんしきして頂き、世界の人とれんけいして、海を汚さないように働きかけてほしいですね!
サバイバルCAMPはさすが、昨年と違って、テント作りやトイレ作りは上手になったようですね。食事のおかずも全部、自分たちでとってきた物かわかりませんが、楽しい体験ができたようですね。
ecoカルタは立派なものができましたね。取り札の絵がいいですねー!。立派なカルタができましたので、これを使ってカルタ大会などもこれからやるのでしょう。西表ヤマネコクラブ謹製と書いてありますから、版権も西表ヤマネコクラブにあるのでしょう。他のエコクラブと交換するなどして広めることも大切ですね。
西表山猫新聞は、1枚の新聞にまとめるために何枚も重ねてありました。重ねた記事はテープで貼って、こわれないよう、無くならないようにしてありましたが、読むには大変苦労しました。テープをはがす時にやぶれないように、はがれないようにするのに気をつかいました。何か工夫が必要かも知れませんね。
とっておきのゴシドウ★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・
プログラムを見ると交流だけでなく、講演会も行い、せっけんの問題をみんなで共有できたようですね。合成洗剤としゃぼん玉石けんの実験はとってもショッキングな結果でしたね。見分け方の実験も紹介してくれて、全国のエコクラブのみなさんも役に立つと思います。今までは、せっけんにかぎらず、便利なもの、めんどうではないもの、安いものなどに価値があると思って、使い放題で暮らしてきました。そのつけが環境悪化につながりました。もう一度、考え直してみようという代表的なものがせっけんでしたね。みなさんもせっけんに限らず、こんな物を使っていいのだろうか?と身の回りを見直してみるといろいろと問題が見つかると思います。自分で考えて、どれを使うか?どうするかを自分で判断できるようにいろいろなことを勉強し、他の人と話し合うことをおすすめします。
水質調査、ホタルの調査、ビーチクリーンなどけいぞくして行っている活動ですね。したがって、前の年、その前の年など過去の結果との比較ができるようになり、結果をみんなで話し合い、考えてまとめてくれています。素晴らしいの一語です。それまでの結果からみちびきだせる結論を書いてくれました。その結論が正しいかは、さらに調査を続けて、データを出すとわかるようになるでしょう。
水質調査の1,2、や7,8などは何の値か?がわかりません。ずーと続けてみている人にはわかるでしょうが、みんながみんな、わかっているわけではないので、説明を入れた方が良いでしょう。大雨の影響が出ているようですね。できれば大雨の影響が出ていない日に調査をすると、年ごとの比較が正確になるのではないでしょうか?
ホタルの調査もおもしろいですね。12月にホタルが見られるのは、沖縄だからですね。私が住んでいる川崎は6月の夏だけです。(昨年も書きましたが・・・)6年前のデータもあるようですから、グラフも6年前から書くと比較がしやすいと思います。このホタルの調査もこれまでの結果からみなさんの結論が出ていて、来年のことも予想していますが、結論がどうなるか楽しみです。
今年の続きの調査結果が書かれているだろう来年の壁新聞が楽しみです。みんなが出した結論もどうなっているか?わくわくします。壁新聞を楽しみに待っていますよ!
岡本師範、ありがとうございました!つぎはどの地域のかべ新聞かな?お楽しみに!
ご意見ご感想もお待ちしております!
〒103-0002 東京都中央区日本橋馬喰町1-4-16 馬喰町第一ビル9階
公益財団法人 日本環境協会
TEL:03-5643-6251 FAX:03-5643-6250
Email: j-ecoclub@eic.or.jp
岡本師範のご紹介はこちら!→ http://www.j-ecoclub.jp/kabe/201205141556.html
今年の壁新聞道場 → http://www.j-ecoclub.jp/kabe/201310251020.html
昨年度の壁新聞道場一覧はこちら http://www.j-ecoclub.jp/kabe/201204191131.html